こんにちは
11月もあっという間に終わりそうですね。
受験生の皆さんは、12月2日の「合格発表」が、早く来ないかなぁ~と待ち望んでいる方も多いのではないでしょうか?
基準点が、どのくらいかによって合否の分かれ道になり、悔し涙を流す方もいると思います。
結果には、必ず原因があります。
現実をしっかりと受け止めて新たにスタートダッシュしてほしいと願っています。
翌日、3日には、来年受験される方の受験相談をZOOMで行いますので、ご参加くださいね。
今日の問題は、保健医療サービス分野 問題37 です。
問題37 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 中心静脈栄養法では、静脈炎にならないように末梢静脈を用いる。
2 経鼻胃管の種類には、バルーン型とバンバー型がある。
3 血液透析のためのシャントは,動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことである。
4 ネブライザーは,気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器である。
5 パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器である。
※ポイント
*在宅医療管理の問題ですね。
*毎年出題され、繰り返し同じようなことを問われています。
*改正などないので、過去問でポイントがしっかりと押さえられていれば、得点できたのではないかと思います。
それでは、問題をみていきましょう!
1.不適切
中心静脈栄養法とは、医療処置として栄養を補う方法の一つです。
点滴栄養剤を血管に直接入れる方法です。脱水の改善のような水分補給のために行われる点滴は、主に手の細い静脈で実施されますが、十分な栄養が入った点滴は浸透圧が高い(体液よりも濃度が高いため、体液の水分を吸収してしまう作用を持つ)ため、静脈炎にならないように、太い静脈である中心静脈から入れることになります。
2.不適切
経鼻胃管は、鼻から胃に到達するチューブ(管)を入れる方法です。
設問は、胃ろうのことです。腹部に皮膚から胃に達する穴をあけ、カテーテルを留置するもので、の2種類あります。
バンパー型、バルーン型にも、ボタン式とチューブ式があります。
職場でも胃ろうをされている方を見かけるのではないでしょうか?
3.適切
血液透析のためには、血管から血液をある程度の流量で透析装置に取り込み、老廃物を除去した血液を血管に送り返す必要があります。
そのために、静脈と動脈を自己血管もしくは人工血管で繋ぎ合わせた部位(シャント)をどちらかの腕に作ります。
4.適切
ネブライザーとは、呼吸器疾患の利用者が霧状にした薬を期間や肺に吸い込むことで症状を押さえたり、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器です。
医療機器になりますので、この機器は、介護保険の貸与項目、販売項目には含まれていません。
過去に出題実績がありました。
5.適切
パルスオキシメーターとは、手足の指先に光センサーを装着し、血液中にどの程度の酸素が含まれているかを測定する機器です。
利用者が、気管切開をしている場合や人工呼吸器を装着している倍には、呼吸の苦しさを訴えることができませんので、こうした場合にSpo2の値の変化が、喀痰吸引の必要性や緊急連絡の判断をする目安となります。
よって解答は:3.4.5 になります。
【編集後記】
「お手本を見つける」
昨日、2023年受験生に、個別コンサルをしていました。
問題の解き方、考え方の「手本」を作りオンライン上で画面共有して進めました。
講師は、問題の解き方や考え方、問題のキーワードは、分かりますが、受験生さんはわかりません。
まず、「手本となるものを作成」して、勉強方法を学びます。
そうすると、根拠をもって問題を解くことが不思議とできるようになってくるのです。
その結果、おなじ間違いはしなくなります。
応用も聞くので、どんな問題に変化しようと対応できる力が付いてきます。
2023年受験を考えている方、情報量が多い中で何が大事なのか?
優先順位は、どこから学べばいいのか?
ポイントを絞って勉強するので、点数にも反映されやすく、結果「合格」できます。
どうしたらいいのか迷子状態になっている方、受験相談をお勧めします。