質問にお答えします。
【問題12】 介護給付及び予防給付に要する費用について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. 国の負担分は、すべての市町村について同率である。
2. 費用の総額は、公費と保険料によりそれぞれ50%ずつ賄われる。
3. 市町村の一般会計における負担分は、すべての市町村において同率である。
4. 第2号被保険者の保険料負担分は、各医療保険者から市町村に交付される。
5. 保険料負担分の総額は、すべての市町村に係る第1号被保険者と第2号被保険者のそれぞれの見込み数の総数の割合で比例配分されます。
解答:2.3.5
1.✖ 国庫負担の割合は、一律に交付される(一律交付金)と(調整交付金5%) に分けられます。
この、調整交付金は、
①第1号被保険者さんの所得分布
②後期高齢者の割合によって決められています。
よってすべての市町村に同率では、ありません。
2.〇 公費50%、保険料50% で賄われています。
3.〇 介護保険の会計は、2つ。特別会計と一般会計
特別会計=事業費
一般会計=事務費
※すべての市町村が負担する12.5%は、一般会計から(拠出)出ている。
4.✖ 第2号さんの保険料の流れを聞いています。
2号さんの保険料の流れは、
①各医療保険者さんが徴収
②社会保険診療報酬支払基金(支払基金)に集められます。
③支払い基金から各市町村に交付
このような流れになっています。
よって、各医療保険者から市町村に交付というのが誤りになります。
5.〇 保険料負担割合は、1号さん、2号さんの人数比によって政令で3年ごとに定められています。
以上が概説になります。