おはようございます。
この週末は、さくら福祉カレッジ主催で、「東京合宿」をしています。
2日間、濃厚な時間を過ごすことでしょう！
保険給付の問題が、苦手な受験生さんが多いですね。
皆さん、苦手としているところが違うのですが・・・
今日の問題は、居宅介護サービス費等区分支給限度基準額が適用される給付として
次の記述は、正しいか誤りか答えよ。
【問題】特定福祉用具の購入
答え：誤り
区分限度基準額というのは、介護度区分によって、この限度額の範囲内ならサービスを好きに組み合わせていいよ、という上限枠のことになります。
訪問ニーズが高いひと、通所ニーズが高いひと、ショートステイを頻繁に利用したいひと、福祉用具レンタルを利用したいひとなど、利用者さんのニーズは様々です。
なので、限度額を決めて、この範囲内なら好きに組み合わせて、使ってもいいよという仕組みが取られています。
【区分支給限度基準額対象外③】
1:入所・入居系（ロング）
2:オリジナル限度額
3:非代替性（オンリーワン）
この３パターンです。
では、解説します。
1:「入所、入居系（ロング）のサービス」は、全部で8つあります。
「介護保険4施設」と「認知症対応型共同生活介護（グループホーム）」、「地域密着型介護老人福祉施設」、「地域密着型特定施設」、「特定施設」、この8つです。
これらの事業所、施設に入所・入居しているひとは、その事業所・施設内で必要な介護や機能訓練、療養上の世話というのが行われます。
その事業所・施設だけでサービスは完結します。
介護老人福祉施設に入所しているひとが、居宅サービスの訪問看護を利用するなんてことはありませんね。
サービスを組み合わせて使うという概念そのものがありませんから、区分支給限度基準額は必要ありませんので、対象外です。
2.「オリジナル限度額」ですが、これは「住宅改修費支給限度基準額」と「福祉用具購入費支給限度基準額」のことになります。
この2つのサービスは、それぞれオリジナルの限度額が用意されているので、区分支給限度基準額は対象外です。
3.「非代替性サービス」ですが、これは「居宅療養管理指導」のことになります。
「居宅療養管理指導」は、お医者さんや薬剤師さん、歯科衛生士などが、通院が困難な在宅の利用者さんのお宅に伺って療養管理について具体的な助言、アドバイス、指導を行うというサービスです。
これは医療系サービスになりますので、他の居宅サービスで、まかなうことはできません。
「オンリーワンサービス」です。他に代替性がありませんので、これは区分支給限度基準額の対象外となっています。
別枠で、支給限度基準額が設定されています。
以上が、「区分支給限度基準額の対象外③パターン」になります。
※試験には、頻出ですので、対象外③をしっかりと押さえておきましょう。
この設問にある「福祉用具購入」は、オリジナル限度額の1つですので、区分支給限度基準額は適用になりません。
よって、この設問は、「誤り」となります。
解説は以上です。
【編集後記】
今日のコラム
「やるならとことんやる！」
高校の数学の先生が言いました。
「１００点分の勉強をしたら、実際の試験では６０点くらいしか取れません。」
試験で１００点を取りたかったら、１５０点分の勉強をすべきでしょう！
逆に、「もし６０点分の勉強しかしなかったら、実際の試験では０点になるでしょう。」
同じ０点を取るならば、中途半端に勉強するより、「何もしないで寝てたほうがマシ。」
この話しから私は、中途半端にやるくらいなら、何もしない方がいい。
「やるならとことんやる！」ということを学んだのでした。
40代で看護師の国家試験に臨みましたが、同じことを予備校の先生が言われました。
そして、見事「一発合格」を叶えました。
新卒の「合格率」は、90％くらいありますが、社会人の「合格率」は、その半分「50％」くらいです。
予備校の高得点者の「合格体験記」もに記載されました。
ケアマネ試験で言うと、介護支援分野25問中7割以上‥昨年18点でした。
「保健医療サービス分野」と「福祉サービス分野」併せて35問中、7割以上・・昨年26点でした。
試験の基準点は、7割を基準に、問題の難易度で補正されています。
支援分野18点取れたらいいなぁ～と思っている方は、危険です。
保健・医療、福祉合わせて、26点取れたらいいなぁ～も危険です。
過去問を解いて、9割以上、問題の意図をくみ取って、根拠をもって解答できなければ、それは、「本当の実力」ではありません。
厳しいことをいいますが、満点取るマインドで、「やるならとことんやる！」中途半端な知識で、試験に臨まない。
今からでも、軌道修正をかければ、間に合います。
ただし、「一人では無理です！」
仮に、模試を受けてみて、「介護支援分野」が20点以上、「保健、医療、福祉」併せて30点以上ありますか？
基準点ギリギリだとしたら・・・本試験は、それよりも低い点数になります。
きちんと、現在地を確認して弱点攻略と重要ポイントを把握する必要があります。
それを知っているのは、受験対策講師なので、いまから「一人では厳しい」と言うことになります。
環境の中に、思い切って飛び込んで、「やるならとことんやる！」そうすれば、何も後悔はないはずです。
中途半端だから後悔が出てくるのです。
如何でしたか？
試験では、インプットした知識しかアウトプットできません。
初めて見る問題を、如何に知恵を絞って問題を解くかにかかっています。
迷子状態の方、受験相談をお勧めします。
https://www.tl-assist.com/user/reservation/h54wuvj6/menu?staff_id=1072
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